高橋洋一氏が自身のTwitterで
「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」
との発言を行いました。
これについて賛否が分かれています。
今回はこの発言について考察します。
さざ波なのか
日本の新型コロナウイルスの感染者は欧米に比べさざ波、
というのは正しい発言でしょう。
実際、当初予想されていた被害と比べ、
実際は予想程多くなかったのも事実です。
また、欧米と比べ日本の被害が少ないことから、
ファクターXがあるとも言われています。
確かに新型コロナうウイルスは、
当初言われていたほど怖いウイルスでもなければ、
欧米比べれば日本は軽微なのかもしれません。
さざ波でぐらつく日本
しかし、日本は現在医療がひっ迫しています。
これについては、新型コロナを4類、5類に下げるなど、
対処の方法があることは事実ですが、
今現在、医療がひっ迫しているのが現実です。
さざ波で医療がぐらつく日本。
緊縮財政であらゆる予算を削り、
医療もその例外ではありませんでした。
その結果が今の医療のひっ迫です。
内閣官房参与の立場からこのことはどうお考えなのでしょう。
緊急事態宣言
日本では現在緊急事態宣言が出されています。
その結果、経済は衰退しています。
日本の感染状況がさざ波だというのなら、
オリンピックの前に緊急事態宣言について言及すべきです。
「さざ波だから緊急事態宣言を出すな」
といった旨の発言なら理解できます。
オリンピックについて
緊急事態宣言などの行動の自粛については、
新型コロナの蔓延とは相関関係がないとされています。
しかし、外国人の入国と蔓延については、
大きな相関関係があるとされています。
つまり、オリンピックを行うことで、
外国人を招き入れることは、
日本の感染拡大に寄与する可能性が大いにあります。
今の日本がさざ波だからと言って、
津波が起きている国の人間を入国させていい理由にはなりません。
結論
彼がTwitterに上げたグラフを見れば、
彼が正しいと思うでしょう。
しかし、話はそう単純ではないのです。
現在の医療問題を棚上げし、
外国人の入国についても棚上げしている高橋氏。
また、今の状況をさざ波というのなら、
彼は今の緊急躯体宣言についてどう考えているのでしょう？
物事は一方から見てはならないのです。