ブレグジットとグローバリスト

ブレグジットについて

今年の1月にイギリスは、EUから離脱しました。
国民投票が行われたのが2016年の6月だったので、
ここまで非常に長い道のりでした。
ブレグジットについては、過去に記事を上げています。
イギリスはブレグジットできない、
という内容の記事も上げました。
これについては、私の予想は外れましたが、
話の主眼は離脱は難しいということで、
離脱まで4年かかった理由が、そこに記されています。

グローバリストの発言

ブレグジットについての意見で
「ブレグジットは頭の悪い人が賛成した」
という発言をした人がいました。
例に漏れずその人はグローバリストです。
彼の発言が如何に浅いかを説明します。
今回の記事はグローバリストの浅さ
を読んで頂くとより理解できます。

経済が悪化する

「EUを離脱すると自由に貿易できなくて経済が悪くなる」
これが、ブレグジットが良くないと発言する理由です。
確かに、自由貿易ができなくなることで、
齟齬が生じ、混乱が起き経済が悪化するのは事実でしょう。
しかし、それは短期的な話であり、
長期的に見れば、イギリス経済は良くなります。
イギリスは、EUに居ても貿易の恩恵を受けていませんでした。
逆に、自由貿易によって不利益を被っている状況でした。
EUに対して貿易赤字であったことが、それを示しています。
経済が悪くなるという発言は、何も知らないで、
グローバリズムを礼賛しているだけの浅い発言だったのです。

経済ではない

もし仮に、ブレグジットでイギリス経済が長期的に悪化したとします。
それでも、イギリスはEUを離脱すべきでした。
ブレグジットにとって一番重要なことは、
経済ではなく国家主権だからです。
EUに加盟している限り、主権はEUに握られている状況です。
国家主権は経済を犠牲にしてでも、
守らなくてはならないものです。
イギリスが、香港人を受け入れることができたのも、
ブレグジットをしたからです。
それを理解できず、経済がどうのと言っているあたり、
国境を否定するグローバリストらしさだとも感じますが。

結論

ブレグジットについては、様々な意見があります。
しかし、ブレグジットの見方でその人の考えも分かります。
国家主権が経済よりも大切
これは、日本国民の多くが忘れていることではないのでしょうか?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする