5Gとシェアリングエコノミー

このサイトでは度々シェアリングエコノミーについて批判してきました。
そこでは、主に政治や経済の視点から語ってきました。
今回は、5Gという技術的分野からシェアリングエコノミーについて考えます。

5Gがもたらす未来

5Gの原理はここでは解説しません。そのため、5Gの特徴は超信頼、低遅延であることくらいしか述べないで起きます。ですが、5Gによっておこる社会の変化を想像することは可能です。まず、通信速度が速くなり、映画が2秒でダウンロードされることが、人々の大まかな認識でしょう。しかし、注目すべきはダウンロードよりもアップロードの早さです。そのため、データを常時アップロードすることが可能となり、IoTなどが今とは比べものにならない程発達します。そのため家電をはじめ、ほとんどの物は常にインターネットに繋がった状態となります。また、家電が常にオンライン化しているためデータも今まで以上に収集されます。なので、データはクラウドの保存されることが主流となり、容量を気にすることも無くなるでしょう。そうなれば、AIのディープラーニングも今以上に行えるため、AIの発達も今以上に行われることになるでしょう。
これが、多くの人が考える5Gによる未来の大まかな予想です。

5Gによるビジネス

さて、次に5Gによるビジネススタイルの変化を考えます。今までのビジネススタイルはB2BやB2Cというものでした。しかし、これからはB2B2Xとなります。このB2B2XのB2Xは今までのビジネススタイルの事を指します。そう前にあるB2はインターネット事業者の事を指します。理由としては、全ての物がインターネットを介しているため、サービス提供において必ずインターネット事業者を通す必要があるのです。そのため、インターネット事業者の一人勝ちとなるのです。

ここまでが、5Gによる社会の変化の予想です。では、シェアリングエコノミーと5Gの関係について考えます。先ほどインターネット事業者が一番儲かると述べました。そのため、プラットホームビジネスは、今後さらにビジネスの中心となるでしょう。なので、シェアリングエコノミーは今後、あるゆる分野に広がります。その結果、インターネット事業者が大きく得をし格差はまた更に広がるでしょう。そして、そのピラミットの頂点に居るのはGAFAなのです。

精神面の変化

ここまで、暗いことを書いてきましたが、明るい話をするなら、5GでAIが進化すれば人々の労働は大きく減ることとなるでしょう。ですが、そうなる時に必要なのは、人々の心の変化です。人々の考え方が現代のままだと格差が広がり、今よりもっとつらい時代が訪れます。

全ては杞憂かもしれない

ここまで、延々と5Gについて述べてきましたが、
すべては杞憂かもしれません。
というのも、5Gにはクリアしなければならない課題も多く、
今まで述べた未来は訪れないかもしれないからです。
そもそも、5Gは基地局と端末の通信の話なので、
基地局間での遅延など、5Gとは関係ない問題の存在します。
とは言え、これからIOTなどが今以上に普及することは、
間違いないでしょう。
どんな結果になったとしても、
技術に取り込まれてはなりません。

結論

以上が5Gとシェアリングエコノミーの考察です。
AIが人を滅ぼすことは正直心配していません。ですが、一部の特権階級が人々を従える時代を私は心配しているのです。そういった社会にならないためのカギはMMTにあると考えています。

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