日本でベーシックインカムは始まる

最近話題のベーシックインカムですが、私の意見は基本的には反対です。それについてはベーシックインカムは甘い罠で詳しく解説しています。
そんなベーシックインカムですが、日本では始まるのでしょうか?おそらく、そう遠くない未来ベーシックインカムは始まるでしょう。
今回は、私はその様な考えに至ったのかを解説します。

所得の再配分

まず、ベーシックインカムを推奨する人に所得の再分配を挙げる人がいます。オリーブの木はそんな考えでしょう。ですが、所得の再分配法はベーシックインカムではなく、徴税がまともに機能していればベーシックインカムなど行わなくても所得の再分配は起こります。そして、現状はあらゆる社会保障があるため、ベーシックインカムは、そもそも現状の日本を変えうるものにはなりません。また、ベーシックインカムは一律に同じ金額を配るため、民主主義が存在しません。なので、今の日本の経済や格差解消のためにベーシックインカムを唱える人は根本的に的外れなのです。日本ではベーシックインカムは意味はないのに、もうすぐベーシックインカムが始まるかもしれない理由は次で説明します。

ベーシックインカムと既存の社会保障

10月から政府は消費税を10%に引き上げました。その理由は、社会保障費が高騰しているからだとしています。そんなの国債で解決しろと散々言っていますが、今回は置いておきます。社会保障費が高騰し続け、現在の社会保障を継続するよりもベーシックインカムを配った方が安いという状況がそのうち訪れます。そうなった時にベーシックインカムは始まります。ですが、ベーシックインカムは完全に自己責任の考えです。突然、非常事態が起きたとき政府は何もしてくれません。なぜなら、ベーシックインカムを配っているからです。しかし、国家とはそういったものではありません。また、困ったときはお互い様というのが本来の国民意識のありかたです。これを否定する人もいますが「何かあったら助けてもらうから、自分も困っている人を助ける」という当たり前のことを言っているだけです。

結論

日本では近い将来ベーシックインカムは始まります。
あまり考えない人はベーシックインカムを喜ぶでしょう。本当は喜ばしい事では無いのにです。
あまり考えない人と書きましたが、日本人の多くが政治について何も考えません。まるで、ベーシックインカムという罠に引っかかる、下等動物のようです。政府の罠に引っかからないためにも、最低限の政治や経済の知識を国民一人ひとりが身に付けるべきです。

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