ダイエット

この記事は、効果的なダイエットは何かという記事ではありません。
今回は、ダイエットをテーマに、時代とともに常識は変わっていくことと、科学は完璧ではないことを考えます。

最近、太る原因として言われている食べ物は糖質です。炭水化物制限ダイエットなどが話題となったりもしています。
しかし、ほんの10年前までは太る原因は肉だと言われていました。最近だと、肉の赤身に関しては痩せるとすら言われています。
少し時代が進んだら、太る原因となる食べ物がまるで逆になってしまいました。
また最近では、糖質制限は意味が無いどころか、老けるとも言われます。もはや、何を信じていいのか分かりません。
運動方法も少し前なら痩せるためには有酸素運動を行えばよいと言っていました。
そして、有酸素運動を有効的になるためには20分以上行うことが効果的だとしていました。
しかし、最近の研究では有酸素運動はほとんど効果はなく、20分以上の継続的な運動を行うと肉体にストレスがかかり良くないとしています。
今では、無酸素運動で筋肉の量を増やして基礎代謝を上げることが効果的だとされています。
ダイエットに効果的な運動方法も全く違ったものになってしまいました。

食事は一日一食が良いという意見があります。逆に一日五食や六食が良いという意見もあります。この両社は言っていることがまるで反対です。
お互いの主張を聞いてみても、お互いにそれなりに根拠があり、それぞれが科学的なことを言っています。
この記事では、どちらが正しいのかという話はしませんが、同じ結果を求めているにも関わらず、全く違ったことをしていることに注目して下さい。

以上が、ダイエットの常識からみる、世の中の常識の変化です。
これを聞くと多くの人は、科学が進歩したから変わったと言ってくるでしょう。確かにその側面もあるでしょう。
しかし、同じ結果を求めていながら逆の事が起きているのです。また、ほんの少し前の時代だって科学技術は進んでいます。そして何より、今の段階ですら、全く逆の方法が存在しています。

この記事では、何が正解で何が不正解かについては触れません。というよりも、分からないというのが本音です。しかし、分からないことを追求していくことが哲学であり科学だと思います。ソクラテスの「私は知らないことを知っている」という言葉があります。 いわゆる、「無知の知」と言われるものです。
今、世間で常識とされていることは本当に正しいのか疑ってみましょう。常識に対して異を唱えたら変人扱いされるかもしれません。しかし、常識なんてほんの数年で変わってしまいます。
科学に関してもおかしいことはたくさんあります。実際、同じことでも全く違う結果を言っている研究があったりします。なので、何々大学の教授が言っていたから正しいといった思考停止に陥らないで自分でいろいろな意見を参考にすることを心がけてください。
最後に、「私は知らないことを知っている」という気持ちをもって日々の生活を送って下さい。

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