インフレのコントロールと低能

財政拡大の反対として、
「インフレをコントロールできない」
という意見が出てきます。
この意見は低能すぎて反論する気も起きませんが、
低能が頭がいいと思い込んでいるのが不愉快なので、
今回はそれについて説明します。

人々が飢える

インフレもデフレが行き過ぎた時、
人々は飢えることとなります。
ですが、その状態は異なります。
インフレの場合、
食べ物が無くて人々は飢えます。
一方、デフレの場合は、
食べ物が多すぎて人々が飢えます。
こう考えたら分かりますが、
インフレは自然な現象ですが、
デフレは異常な現象なのです。

デフレは人災

デフレが異常なのは人災だからです。
天災などの予測不能の事態が起きた時、
悪性のインフレが起きます。
デフレは総需要の不足で起きます。
総需要は政府の財政政策で解決可能です。
なぜなら、物が無ければ買うことはできませんが、
お金は無ければ作ることができるからです。
政府がお金を出さない結果、
デフレという人災が起きるのです。

インフレのコントロール

以上の話から分かると思いますが、
インフレは自然現象が伴うため、
完全にコントロールできません。
なので、コントロールという人は、
その言葉を使った段階で低能を自称しているのです。
確かに、増税や投資などである程度コントロールできます。
また、先進国は生産性が高いため、
簡単には悪性のインフレは起きません。
ですが、戦争や災害など不測の事態が起きれば、
たちまち悪性のインフレが起きるのは事実です。

デフレ脱却を訴える理由

そもそも、なぜ財政拡大派はデフレ脱却を訴えるのでしょう。
それは、デフレ状態が続けば経済が縮小するからです。
インフレ、デフレを物価変動のみで考える人は、
ここを無視をするから、
議論がおかしくなります。
実際、物価変動自体はどうでもいいのです。
また、デフレは異常な状態であるため、
インフレという自然な状態に戻そうという主張であり、
その異常な状態であるデフレに関しては、
人災である以上、人の手でどうにでもなるのです。

結論

「インフレをコントロールできない」
これに対する反論で、
増税を持ち出す人が多くいます。
ですが、それは明確な回答ではないため、
低能を余計付け上がらせます。
インフレのコントロール法に関しては、
確かに議論するべきものではあります。
ですが、それを根拠として、
財政拡大の反対の根拠にはなりません。
そもそも、ハイパーインフレを恐れるのなら、
財政拡大はデフレ脱却の効果があると、
認めたに等しいと気付けないところを見ると、
やはり、彼らは低能なのでしょう。

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