セイの法則と経済学の間違い

このサイトでは度々経済学を批判しています。特に、現在の主流派経済学については、かなり大きく批判しています。
今回は、少し具体的に批判をします。そして、その批判に対して大きく鍵を握るのが「セイの法則」です。

セイの法則とは

セイの法則とは、ジャン=バティスト・セイが考えた「供給は自ら需要を作り出す」という考えです。
分かり易く言うと、「何かモノを作れば、必ず欲しがる人がいる」ということです。この考えは、生産物が他の生産物と交換される、物々交換の世界では成立します。しかし、人類の歴史上物々交換が行われていた歴史は存在しません。あえて、物々交換が行われていた時代は、金貨が使われていたヨーロッパです。これについては、物々交換で詳しく説明しています。そして、セイの法則が出来たのもまさにこの時代です。人類が、お金の認識を間違えた頃に生まれた法則など、正しいはずがないのです。

経済学にはデフレは存在しない

セイの法則は、主流派経済学の理論モデルとなっています。
セイの法則については「供給は自ら需要を作り出す」 という考えが元になっているため、デフレを一切考慮していません。なぜなら、生産に対して需要が必ず生まれるのであれば、生産に対して需要が不足するということは起きません。つまり、デフレは起きないということになります。つまり、主流派経済学はインフレ対策の学問であり、デフレでは全く使えないのです。
しかし、世界恐慌を始めとするデフレ不景気は実際に世界で起きます。日本なんかは、ここ20年間ずっとデフレです。その日本では、20年間ずっと主流派経済学者の言うことを聞いてきました。つまり、日本はデフレの状況で、20年間ずっとインフレ対策を行ってきたのです。
現在行われている、規制緩和や民営化そして増税などの緊縮財政は、完全にインフレ対策です。現在でも、デフレの日本でインフレ対策が行われているのです。

結論

以上がセイの法則による主流派経済学の批判です。
そもそも、経済学は出鱈目というのが私の考えですが、その中でも特におかしいのがこのセイの法則なのです。
このセイの法則を始めとして、経済学はお金の認識を間違えています。
経済とお金は、切っても切り離せない関係です。そのお金の概念を間違えていては、経済学がまともなものになるはずもありません。
MMTについては、お金について正しい概念を持っています。しかし、人間が考えたものである以上、完璧ではありません。ですが、主流派経済学なんかよりは、遥かに正しい考えであるのは確かでしょう。

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