グローバリストと共産主義

最近何かとグローバル化と言われています。グローバル化についての詳しいことはグローバル化とはを読んでください。
この、グローバル化を推し進めている人を、グローバリストといいます。彼らの考えは、非常に共産主義的であると考えます。
今回は、グローバリストと共産主義者の共通点を説明します。

小さな政府

一つ目の共通点としては、政府を否定しています。共産主義は政府の存在を否定しています。そして、グローバリストは政府の権限を否定しています。どちらも、政府はいらない、国境はいらないのだと考えます。そのため、彼らが現在行っている政策は、小さな政府です。
グローバル化は、歴史の必然であり、絶対に起きることだと多くの人が思っているでしょう。しかし、それはただの思い込みです。この様な思い込みが起きるのは、グローバリストが私たちに刷り込んだからです。今、権力を持っている人のほとんどは、グローバリストです。私たちが手にする情報の多くは、グローバリストにとって都合のいいものです。そのため、私たちは、グローバル化を正しいものだと思い込むのです。
日本国内の格差が大きくなるのは、グローバル化が原因です。私たちを苦しめるグローバル化は当然だと考え、あろうことか、それを支持する人までいます。この状況を歪だと感じるのは私だけでしょうか。

資本主義

二つ目の共通点は、資本主義者です。現在のグローバリストが資本主義者であることは分かるでしょう。しかし、共産主義者も資本主義者なのです。
資本主義とは、資本を投入して経済活動を行うモデルです。共産主義では資本の私有を否定し、共有の物であるとしています。つまり、共産主義は共有の資本を使う資本主義なのです。
資本の所有の概念は、グローバリストと共産主義者の異なるところではあります。

思想の根底

最後に、最も異なることを書きます。それは、根本的な思想です。
共産主義は、人々の平等を目指すためにできた主義です。それに対して、グローバル化は、貧富の差は自己責任だと考えます。共産主義の方法は間違えていたにせよ、出発は人々のためにありました。しかし、グローバリズムにはその様な考えはありません。つまり、グローバリストは共産主義者よりも質が悪いのです。

結論

以上が、グローバリストと共産主義に関する考察です。
グローバル化を推奨する動きが、多くの人の中で起きています。世界では、それに反発する動きが出ていますが、日本では相変わらずグローバル化を賛成する声が多いです。グローバル化により得をするのは、グローバリストで、損をするのは、私たちです。
このことをしっかりと理解して、グローバル化に対してNOを突き付ける必要があります。

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