実質為替レートを理解している人は、
非常に少なく感じます。
インフレになれば円の価値は下がり、
円安になるという、
デタラメを言う人が出てくる始末です。
なので、今回はリンゴを使って説明します。
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リンゴ本位制の世界線
とある世界ではリンゴ本位制でした。
つまり、あらゆる物の値段は、
リンゴが基準なのです。
そんな世界線において、
1ドルは100円で、
日本ではリンゴは100円、
アメリカはリンゴは1ドルでした。
普通の円高
では、いわゆる円高について考えます。
この状態で1ドルが90円になりました。
通貨価値というのは同じ通貨量で、
より多く相手の物を買えるかで決まります。
この場合、日本は90円でアメリカのリンゴが買えますが、
アメリカは1ドルで日本のリンゴを買えません。
つまり、日本の方が通貨価値が高いことになります。
物価上昇
1ドルを100円に戻します。
日本ではリンゴが102円となり、
アメリカでは100円のままになりました。
この場合も同様に、
日本は100円でアメリカのリンゴを買えますが、
アメリカは1ドルで日本のリンゴを買えません。
なので、日本の方が通貨価値が高くなります。
名目上は円高になっていませんが、
通貨価値自体は上がっています。
この物価変動も考慮した通貨価値のことを、
実質為替レートと言います。
まとめ
以上が実質為替レートの説明です。
物価が上昇すれば通貨価値が上がる。
先進国程、物価が高いのだから当たり前の話です。
ですが、どっかの勘違いが最初に書いた謎理論を広め、
嘘を嘘と見抜けないマヌケがこれを信じています。
ですが、一見間違えそうなので、
分かり易くリンゴで説明しました。