MMT批判にハイパーインフレーションという言葉を多用する人がいます。
そもそも、ハイパーインフレーションとは毎月インフレ率が50％を超えることをいいます。ハイパーインフレーションが1年続くと、物価は129.75倍となります。こんなことが、政府の税制拡大で起きるとお考えなのかが非常に不思議です。
ハイパーとまではいかなくても、悪性のインフレが起きるのではという指摘に切り替えるかもしれません。ですが、日本が沸きに沸いたバブル期のインフレ率は高い時でも5％程です。過剰なインフレはそう簡単には起きません。
そもそも、財政拡大はデフレを解消するためにインフレ率を上げようとしていることが目的なので、ハイパーインフレが起きるはむしろ、財政拡大の正当性を認めているに等しいのです。
ハイパーインフレは一年で物価が130倍になることです。このことを知っていれば、ハイパーインフレと言っている人がいかに低レベルであるかが分かるはずです。