ベーシックキャピタル

ベーシックキャピタルとは、
オリーブの木が提言している政策です。
その内容は、一定額を国民の全てに配り、
その使い道は投資や寄付などであり、自分のために使えない、
といった内容です。
非常に興味深く面白そうな政策なので、
今回はこのベーシックキャピタルについて考察します。

人のために使う

今回、私が非常に興味をひかれたのが、
「他人のために使う」という部分です。
「人は、他人のためにお金を使った時、
自分のために使うよりも幸福になる」
という研究結果があります。
そのため、他人のためにしか使えないお金というのは、
幸福追求という観点から、非常に興味をそそられました。

株式投資

そんな、ベーシックキャピタルの使い道に株式投資も含まれます。
これは、彼らの主張から最も遠い政策となります。
彼らは、金融資産とGDPの乖離を指摘しています。
そんな指摘をしながら、株式市場に資金を流入させようとしているのです。
彼らは一回頭を冷やすべきなのです。

本当の投資

企業に投資と聞けば、株式投資をイメージするでしょう。
ですが、一番の投資はその企業の商品を買うことです。
日本の漫画が成功したのは、子供がお小遣いから漫画を買ったからです。
お小遣い制度は日本特有の文化で、他国の子供は自由にお金を使えず、
漫画を買う子供は少なく、あまり流行りませんでした。
GDPと金融資産の乖離を指摘するのであれば、
商品を買うという本当の投資に注目して然るべきなのです。

結論

ベーシックキャピタルについては、一考の余地はありそうです。
しかし、現状オリーブの木が掲げるベーシックキャピタルは論外です。

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