「お金持ちになりたい」と多くの人は考えます。私自身も、そう考えます。
ですが、よくよく考えたとき、私たちが欲しいものは本当にお金なのでしょうか?今回は、人はなぜ「お金持ちになりたい」と考えるのか考察します。
本当に欲しい物
「お金持ちになりたい」と言っている人に「お金持ちになって何をするの?」と尋ねた場合、一番多く返ってくる答えは「贅沢な暮らしをしたい」でしょう。
「ぜいたくな暮らし」とは具体的にには何なのでしょう?それは、高級なマンションに住み、毎日高級料理を食べ、スポーツカーを乗り回す様な暮らしでしょう。具体的には、いろいろな誤差がありますが、概ねこういった暮らしでしょう。ですが、そうなったときその人が本当に欲しいものは、高級マンションであったり、高級料理であったり、スポーツカーなのです。この人が本当に欲しいものはお金ではないのです。
安心が欲しい
次に「贅沢はいらないから将来の安心した暮らしが欲しい」と答える人もいるでしょう。確かに、将来何が起きるか分かりません。今の社会なら、お金を持っていればある程度の対応が利きます。そのため、お金が欲しいというのは分かります。ですが、この場合も欲しいのはお金ではなく、安心なのです。しかし、お金では将来の不安を100%解消することは出来ません。もしかしたら、将来お金が使えない社会になるかもしれないからです。とは言え、お金である程度の安心が手に入るのも事実です。
お金と幸福度
お金はあればあるほどいい、と考える人が多くいます。ですが、年収700万円が幸福度のピークであるという研究もあります。なので、お金は多ければ多いほど良いという訳ではないのです。しかし、現在の日本では、年収の平均が400万円を下回っています。そのため、お金があれば人生は良くなりといった考えが強くあるのでしょう。
結論
「お金持ちになりたい」と多くの人が考えます。ですが、本当に欲しいものは、商品だったり、安心だったりするのです。
現在の日本では、商品や安心を手に入れることが困難です。そのため、お金に対する需要は高まります。その結果、日本人は拝金主義とり、お金を使わなくなります。原因は全てデフレにあります。デフレというのは人々の安心を奪っているのです。日本は早くデフレを解消しなくてはなりません。