今の日本の株式市場について

21日経平均が大きく下落し、
一時話題となりました。
しかし、その後回復をして、
今でも日経平均は高い状態です。
今の日本の株式市場は好調なのでしょうか?

世間での株式についてのイメージ

かつてのイメージ

今の株式市場について考えるにあたり、
かつて問までの株式に関するイメージを比較します。
かつては株式とは
「専門家が必死で考える結果と、
猿がダーツを投げて当てる確率は同じである」
といった考えがメディアから発信されていて、
そういった考えが主流でした。
また他には、
「金持ちが株価を吊り上げ、
貧乏人が飛びついたところで金持ちが売り、
結果、金持ちが得をして貧乏人が損をする」
といった話をサルを使う皮肉話が出回るくらい、
株式市場に対しネガティブなイメージがありました。

今のイメージ

さて、現在では株式はイメージでしょう?
そこまでネガティブな印象は無いのではないでしょうか。
NISAなど少額で始める株式投資などもあり、
株式市場の参入に関してもハードルは下がっています。
老後の資金を増やすため、
投資を進めます。
インベスターZという株式を題材とした漫画もあります。
メディアはかつての様な、
ネガティブな情報はあまり流さず、
どちらかといえば株式投資を進めています。

ジョセフ・ケネディ

靴磨きの少年

次に、今の株式市場を考察するにあたり
ジョセフ・ケネディの靴磨きの少年の話は必要です。
かつてアメリカがバブルだったころ、
ケネディ氏は靴磨きを少年にしてもらいました。
その際、少年は株式の話をケネディ氏にしたのです。
この話を聞いたケネディ氏はまずいと思い、
ケネディ氏はすべての持ち株を売りました。
その後、ケネディ氏の予想は的中し、
世界恐慌が始まったのです。

この話から分かること

この話から人々が株式に興味を持っている状態は、
非常に危険な状態だと分かります。
現在の日本はまさにこの状況だと考えられます。
多くの人が金融経済に投資をすれば、
言わずもがなバブルが起きます。
今の日本はバブルとまではいかなくても、
実体経済と金融経済で大きな乖離があるのは
間違いありません。

株式を始めますか?

ここまで話を聞いてあなたは株式は始めますか?
中にはそれでも始めると答える人もいるでしょう。
確かに、今の株式市場は日銀が買い支えています。
なので、もうしばらくは安心でしょう。
ですが、実体経済を伴わない株価上昇は危険です。
もし株を買うのであれば、
政府に財政出動を訴え、
実体経済も大きくしなければ、
その株が何の価値も無くなる日が来ます。

結論

以上が今の日本の株式市場に対する考察です。
忘れないでほしいのが、
株価が暴落して損をするのは貧乏人です。
金持ちは結局得をします。
一部、儲かる貧乏人もいるでしょうが、
それは運の良かった人です。
株式を始めるのは結構ですが、
しっかり調べて始めなければ、
結局、搾取されて終わります。

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