東京の雇用

以前、知人と地方の町を歩いている時
「こんなところでのんびり暮らしたい」
と言っていました。
しかし
「雇用が無いからやっぱりいいや」
と続けました。
地方に雇用がなく、東京には雇用がある
実はこれはただの思い込みで実際は逆です。

東京には雇用がない

「東京には雇用がたくさんある」
そう思って多くの人が東京に集まってきます。
しかしながら、東京の失業率はワースト6位と
雇用状況は悪いというのが現状なのです。
また、東京では若者が職にありつけても、
非正規などで、安く買いたたかれることがほとんどです。
物価は高く、賃金は低いというのが今の東京の実情です。

地方の雇用

地方の雇用というのは、今非常に伸びています。
失業率の低い県のトップ10に島根、岩手、山形、三重
といった地方が多く含まれています。
この状況をみて、不思議に思う人も多いかもしれません。
しかし、冷静に考えれば当たり前のことです。
地方からは、多くの現役世代が都市に流れています。
その結果、供給能力が低下しているため雇用が増えているのです。
人口が流出したことで、需要が減ったとしても、
それ以上に、供給能力が減ったことで雇用状態がいいのです。
実際そこに目を付け、地方で起業して成功している人もいます。

人口と経済

「人口と経済成長は結び付いている」と多くの人は勘違いします。
しかし、世界最大の巨大都市である首都圏の状態を見ても、
同じことが言えるでしょうか?
人口が減っている地方都市より、人口が増え続けている東京の方が、
経済成長していない現状を見ても同じことが言えるでしょうか?
いい加減、多くの国民は、
人口が増えないから日本は経済成長しないという妄想を捨てるべきです。

結論

東京の一極集中は、今のままだと続くこととなります。
東京一極集中を回避する方法は過去の記事で述べています。
人口と経済成長は関係ないことを、理解無くては、
日本の衰退は今後も続いていきます。

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