新幹線が先か過疎が先か

とある地方都市へ行ったとき、そこは都会と比べ全く栄えてはいませんでした。その光景を見た知人は「新幹線が無いから栄えないのか、栄えていないから新幹線が出来ないのか」と言っていました。他の知人はなるほどなと言った顔をして聞いていました。私からすれば答えは分かり切っています。
今回は、新幹線と過疎はどちらが先か説明します。

新幹線と発展

答えから言うと新幹線が先です。つまり、新幹線が無いから栄えないのです。
多くの人は逆を想像していると思います。栄えている場所に新幹線を敷くといった具合です。ですが、歴史的に見ても新幹線が通った場所は栄え、通らなかった場所は衰退します。新潟や郡山は新幹線が通ったことで栄えました。逆に和歌山や函館は明治の時代は人口が多い都市でしたが新幹線が通っていないことで衰退しました。

最近できた北陸新幹線もそれを如実に表しています。北陸新幹線ができたことで金沢の景気は非常に良くなりました。それは、東京圏の首都圏の市場を金沢に送り込むことができたからです。これに対する反論としてストロー効果を挙げる人がいます。ストロー効果とは首都圏に人口が吸われることを言います。確かにストロー効果は起きます。ですが、それ以上に金沢には人が来て経済は発展したのです。

新幹線を通すには

ここまでで、新幹線が先か過疎が先かが分かったと思います。では、今後政府はどうすれば良いのでしょうか。それは、予算を拡大して日本中に新幹線を整備しすればよいのです。よく「過疎地に新幹線を通して乗る人はいるのか」と言う意見がありますが、因果関係は逆で新幹線が無いから過疎になっているのだから、新幹線を通せば乗る人は自然と多くなります。予算についてごちゃごちゃと言ってくる人もいますが、日本はデフレなので国債を発行すれば良いのです。

結論

以上が新幹線と過疎の関係です。
お金が無いから新幹線を通せないという意見が横行していますが逆です。新幹線が無いからお金が入ってこないのです。日本は首都圏に一極集中しています。これを解消するためにも、日本中に新幹線を通すことは焦眉の急なことです。

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