富は奪えない

今の日本ではお金が大切だとして、もっと大切なものをないがしろにしています。
日本のインフラを民営化したりしり、インフラを補修しないのはその典型的な例です。科学技術予算を減らしているのもそれに当たります。
お金より大切なものは富です。
では、富とはいったい何なのでしょう。

国の富み

国の富は国富といわれています。具体的には「生産資産」「非生産資産」「対外純資産」のことです。この中でも、生産資産が一番重要となります。非生産資産はもともとある土地の事で、侵略でもしない限り増やすことはできません。生産資産は投資をすることで増やすことが出来ます。インフラを設備することで経済活動を活発にし「有形固定資産」を、教育や研究に力を入れることで人を育てることで「無形固定資産」が増えます。生産資産がしっかりしていなければ、対外純資産も増やせません。富を増やすより、お金を大事にした結果、インフラも技術もどんどん落ちているのが今の日本です。

個人の富

個人にとっての富とは何でしょう?それは技術と知識です。タルムードに「人が生きている限り、奪うことが出来ないものがある。それは知識である」という言葉があります。お金や資産は誰かに奪われてしまうかもしれません。ですが、知識や技術は絶対に奪われません。お金を稼ぐことも大切です。ですが、お金よりも大切にしなくてなならないものがあるのも事実です。

結論

以上が富についての説明です。
個人にとってお金は大切です。ですが、政府はお金を大切にしてはいけません。政府が無駄使いすれば国民の富は増えるのです。インフラや技術などの富は他国から奪われることはありません。ですが、所得つまりお金は奪われる可能性があります。対外純資産を増やすのではなく、日本のインフラや技術に対して投資をして大きくしなくてはなりません。
このまま緊縮財政を続ければ日本の富はどんどんなくなってしまい、日本は日本ではなくなってしまうでしょう。

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