成熟した経済

日本のデフレの原因は「経済が成熟しているから」という意見があります。
成熟した経済とは何のことなのでしょう?
成熟した経済について考察します。

成熟した経済の定義とは?

成熟した経済とは、これ以上経済発展しない経済と考えます。日本は20年間経済成長していないため、この定義で話を進めます。
日本はインフラが十分に整っていると考えてる人が多くいます。公共投資を無駄だとする意見は、この考えから来ています。ですが、日本は他国と比べてインフラは整っていません。フランスやドイツと比べ、新幹線や高速道路が敷かれていないのが現状です。日本が成熟した経済だとすれば、ドイツやフランス並みにインフラが整備されていなくてはなりません。

日本の内需

日本は、モノが溢れていて人々がモノを欲しがらない。これを成熟した経済とします。人々がモノを欲しがらないのは単にデフレだからです。もし日本の一人当たりのGDPが世界一ならこの理論も分かります。ですが、日本の一人当たりのGDPは世界26位です。GDPは国民総生産と同時に国民総支出です。つまり、日本人は一人当たりの需要の伸び代は存在するのです。

結論

日本は経済が成熟しているから経済成長しない。
そもそも「成熟した経済」の定義が曖昧です。そして何より、日本の経済は他国と比べ決して高いものではありません。
日本の経済は成長します。政府がしっかりと支出すればデフレは解消します。
日本の衰退を食い止めるには、しっかりとした知識が必要です。

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