談合と陰謀論

日本では談合は悪いことであるとされています。
ニュースで談合をしていたとあれば、多くの人がそれに関わった人を批判します。
ですが、談合は本当に悪いことなのでしょうか?
今回は談合が本当悪いことなのかを陰謀論と絡めて考察します。

談合は悪いことなのか?

談合とは、競争入札の参加者同士が前もって決める話し合いの事です。確かに、この説明を読んだら悪いことに感じます。ですが、日本では談合は昔から行われています。昔か行われているから悪い事では無いとするのはあまりに単純ですが、必要だから談合は行われていたのです。

談合が批判されるきっかけ

談合が注目されたきっかけは、アメリカの圧力により入札制度が変わったことにあります。これにより、談合が多く摘発されることとなりました。ここで、多くの人は談合は良くないという印象を受け、談合に対して嫌悪を示すようになりました。
談合がなぜ悪いと考えるのでしょう。「談合により不当に利益を得ているから」と多くの人が考えるでしょう。ですが、これは必要だから行われているのです。

談合が必要な理由

地元の土木建築会社に対して優先的に仕事を発注したりするのは、地方の地元の土木建築会社が必要だからです。入札を自由にしてしまえば大手の会社に負けてしまいます。「それでいい」という人がいるかもしれません。しかし、地元の地理に詳しいため、災害時に非常に優秀な働きをします。また、地域密着な仕事を行い、不測の事態には迅速に対応します。この様に、地方の土木建築会社は確実に必要なのです。

次に、談合が必要な理由は長期的に計画を立てることが可能だからです。
リニアモーターカーの建設において談合があったと批判する人がいます。ですが、リニアモーターカーの様に、建設に多くの時間やお金がかかるプロジェクトにおいて、談合をせずにどうやって建設出来るのでしょう。入札出来るかもわからない状態で、社員にノウハウを教えられるでしょうか?大規模な建設で事前の摺り合わせ無しでうまく協力出来るでしょうか?確実に無理でしょう。談合を行わずして長期の大きな計画は立てられないのです。

談合批判は陰謀論

さて、談合は必要なことだと分かって頂けたと思います(阿保のために悪い談合もあると付け足します)。ですが、多くの人が談合が悪いと決めつけています。
しかし、この談合が悪というのは陰謀論にすぎないのです。
陰謀論自体は、陰謀を隠すために作られた言葉とされていますが、
今回は、あえて陰謀論という言葉を使います。

陰謀論は信じていると馬鹿にされます。ですが、談合を始めとする既得権益は多くの人が悪いことだと信じています。既得権益に対して簡単にルサンチマンを高める人は、陰謀論を信じている人と同じ知能レベルなのです。むしろ、陰謀論は自分で情報を集めている分、まだ頭は良いでしょう。

結論

以上が、談合が決して悪いものではない理由です。
談合もそうですが、多くの既得権益が陰謀論によって潰されています。
ロスチャイルドやフリーメイソンといった陰謀論は多くの人は信じません。ですが、既得権益に対する陰謀論は信じてしまいます。
陰謀自体は普通にあり、それにより不利益を被っているのも事実です。
ですが、出鱈目な陰謀論も存在します。
今の日本人の多くが、既得権益という陰謀論に踊らされています。何が本当で何が嘘かを自分でしっかり考えなくては、結局本当の陰謀者に搾取される結果となってしまいます。

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