N国党は既得権益と戦っていると多くの人が思っています。
今の政治体制に不満を持っている人は、既得権益を潰してくれるのではないかとN国党を支持します。
ですが、私はN国党のやり方には疑問が多くあります。
今回はN国のやり方に疑問を抱いているのかを説明します。
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直接民主主義に訴えている
N国党はNHKが必要かどうかを国民が直接民主制の下多数決を行い、もし必要ないとなれば、スクランブル放送化してNHKを潰そうと考えています。根本的な話として、直接民主制は民主主義に反します。これについては、直接民主主義で民主主義は壊れるで詳しく説明しています。民主主義に反する政党を支持するということは、民主主義はいらないと言っているに等しいのです。
補選と既得権益
次に、埼玉の参議院補欠選挙です。この選挙は既得権益が大きく関わっていると批判されています。その理由として、前埼玉県知事の上田氏が8月に任期が終わました。また、元参議院議員の大野氏が8月に参議院議員を辞めました。今度の選挙では、参議院議員補欠選挙と知事選をこの二人が入れ替わる形で選挙が行われます。これに対してN国党は既得権益だとして党首の立花氏は、参議院議員を辞め補選に立候補しました。立花氏の議席は同じN国の浜田氏に繰り上がります。つまり、N国自体も既得権益を使っていることとなります。埼玉の既得権益は批判されることであると私も考えます。ですが、それを潰すと言っているN国もまた既得権益を使っているのです。
結論
以上、私がN国が疑問を抱いている理由です。
既得権益に関しては批判されるものも多くあるのは事実でしょう。ですが、既得権益は必要な場合もあるのです。
多くの国民がルサンチマンを高めた今、既得権益という言葉を利用する人は多く現れます。ですが、本当に必要なものを見極めなくては新たに既得権益が発生して、日本は今より行き辛くなるでしょう。