都構想は間違えていました

「都構想は間違えていました」
このセリフは、大阪市廃止特別区設置が否決された夜、
吉村が発したセリフです。
これを聞いて、
潔いと感じた人は多いのではないのでしょうか?
そんなことはありません。
このセリフは、吉村の非常に危険な思想を反映した言葉なのです。

広域事業一元化

彼の発言が如何に危険かの説明の前に、
彼らが今していることを説明します。
維新は公益事業一元化という、
実質、大阪市廃止を条例で行おうとしています。
それも、住民投票で否決されて、
1ヶ月もしないうちにです。
この事実から分かる通り、
彼らは、民意など完全に無視しています。

民意は間違える

「都構想は間違えていました」
これは大きな間違いです。
確かに、いわゆる都構想は間違えています。
それは置いておいたとしても、
多数派が常に正しいとは限りません。
住民投票で敗れたとはいえ、
彼らは間違いを認める必要はないのです。
健全な民主主義を理解しているなら
「都構想は正しと思っている
しかし、民意は反映されず残念だ」
というセリフとなるはずです。
ここから分かることは、
吉村は民主主義を理解していない
ということです。

ゴミのような代物

また、この発言は吉村をはじめとする維新の連中は、
民主主義を理解していない以外にも、
この法案自体がゴミだと自ら公言しているのです。
MMTや反グローバリズムを主張する人は、
多くの国民から白い眼を向けられます。
しかし、彼らは自分の主張を曲げません。
それは、民意がどうあれ、
自身の主張は正しいと信じているからです。
一方、維新は民意で否定されたとたん、
間違いでしたと言う始末です。
民意が無ければ、正しと言えない法案、
それが大阪市廃止・特別区設置だったのです。

勝てば好きにしてもいい

「負けたのだから間違えていた」
裏を返せば
「勝ったのだから正しい」
となります。
何度も言いますが、
多数派が正しいとは限らないのです。
それに、勝ったのかから負けた方が言うことを聞け、
というニュアンスがここには含まれます。
彼らは、勝った暁に大阪市を
私物化しようとしたのです。

結論

彼らの本質は独裁者です。
実際、彼らはまだ独裁者にはなれていませんが、
その道に一歩ずつ近づいています。
吉村の何気ない一言ですが、
そこには彼らの醜悪な姿が、
浮き彫りになっているのです。

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