時間泥棒

社会においてお金は、大切なものであると考えられています。しかし、このサイトではお金の本質を考え、お金はあくまでツールでしかないことが理解できたと思います。もちろん、資本主義社会で生きていく以上お金は必要です。ですが、今の社会では、お金が一番であると考える人が多すぎる気がします。
今回は、お金と時間について考察します。

時間とお金

時間とお金はどちらが大切でしょう?人によって答えが違うと思いますが、私は間違いなく時間だと答えます。失ったお金は、何らかの手段でまた手に入れることが出来ます。もちろん、できない場合もありますが。ですが、失った時間は取り戻すことは絶対にできません。
また、お金は使って初めて価値が生まれます。お金を使うということは、他人に譲渡することです。つまり、持っていても価値を発揮しないということになります。そんなものに、特段大きな価値はありません。
以上の考えから、私は時間はお金よりも価値があると考えます。時は金なりという言葉がありますが、時間とお金は比べるに値しません。時間とお金は月とすっぽんです。

時間泥棒とは誰?

さて、今回のブログタイトルは時間泥棒です。世の中には、他人の時間を平気で奪う人が大勢います。例えば、会社での無駄な会議や出社後の飲み会です。会議に無駄な時間を割くなら、その時間を節約して余暇に充てるべきです。出社後の飲み会も好きで行く人は構いません。ですが、行きたくない人からしたら苦痛でしかありません。そして、こうした時間泥棒を行う人は「組織で行動するなら当然だ」と主張します。こういった人に考えて欲しいのですが、会社で無駄な出費は削減します。ではなぜ、無駄な時間は削減しないのでしょうか。組織を運営するためなら無駄な出費を削るのは当然です。ならば同様に、無駄な時間を削るのは当然ではないでしょうか。なので、私は組織運営には時間を無駄にしていいと考える人は、組織について何も理解していないと考えます。
もちろん、社会は助け合いで生きている以上、誰かの時間を奪うことはどこかで必ず行ってしまうことも確かです。

時間を奪われても気が付かない

この様に、人の時間を簡単に奪う人が多くいます。しかし、同様に自分の時間を奪われていることに気づかない人も大勢います。
財布を盗まれたら人は大騒ぎします。ですが、時間を奪われても大騒ぎする人は少数でしょう。ですが、本来お金よりも時間の方が大切なので、時間を泥棒された方が大騒ぎすべきなのです。
では、なぜ人々は時間を盗まれても騒がないのでしょう。それは、時間を大切にしていないからです。よく「お金を払ったのだから、責任を持って行動しろ」という人がいます。責任を持つことは大切です。しかし、こちらは時間を提供していることに気付くべきです。なので、本来は雇用者と被雇用者、客と店員の関係は同等であるはずです。ですが、日本では、「お客様は神様です」や、「雇用者には逆らえない」といった考えが常識であるかのように考えられています。こんな考えが土壌にあれば時間を大切にはしません。
こんな考えになるのは日本人が拝金主義だからです。

結論

幸福度の高い人は、時間を大切にするという研究があります。
日本人の幸福度が低い理由は、時間を大切にしないからです。
もちろん、遺伝子的に幸福を感じにくいという研究もあります。
だったら、なおのこと日本人は時間を大切に扱うべきなのです。

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