格差を拡大させろ

「格差を拡大させろ」
この発言は最近人気の人が、
とある番組で発言された言葉です。
いくつかおかしい事を言っていたので指摘します。

共感すること

彼の批判の前に、
彼の今回の発言の中で、
正しいと思うことをあげます。
それは、日本は全体的に貧しくなったです。
その通りです。
ほんの一握りの人間を除き、
多くの日本人は貧乏となりました。
なので、低い次元で争っても仕方ないのです。

ジニ係数

それでは批判に移ります。
この発言の根拠として彼は、
日本のジニ係数は、
アメリカと比べて低く、
気にする必要は無い。
そういったことからの発言だそうです。
アメリカのジニ係数は世界的にも高く、
それと比較すれば日本が小さいのは当たり前です。
他の先進国と比べた場合、
日本のジニ係数は特別高くは無いとしても、
決して低くはありません。
なので、アメリカと比べることがナンセンス。

IT産業

また、ITを例に出して、
新産業の勃興が格差を生み出すと説明していました。
これ自体は確かに一理あります。
新産業に関しては、
政府の規制が掛かっていない場合が多く、
その場合は資本家有利となります。
そうなれば、格差は拡大します。
つまりは、格差かというのは、
政府の規制が及んでいるのかどうかです。
しかし、彼の結論はおかしく、
日本でも格差が拡大するほどの、
新産業が起きるべきだとなったのです。
いやいや、日本の景気が悪いのは、
政府支出が増えていないからですよ。
政府を小さくする方向にもっていっては、
景気が回復するわけありません。

戦前の日本

彼は戦前の日本を取り上げ、
今の日本の状況を語りました。
戦前は世界的に格差が拡大し、
あらゆる矛盾が起きていました。
その格差を是正する目的として戦後に、
社会保障などが生まれました。
格差についての議論が行われていない戦前と、
福祉についての議論が行われている現在。
この2つを比較しても何の意味もありません。

相関関係

最後になりますが、
彼は格差と経済成長に関しての、
相関関係を示していません。
つまり、初めから話は破綻しているのです。
先ほど少し触れましたが、
先進国でのジニ係数において、
日本は低くはありません。
そして、日本という国は、
先進国で唯一成長していないのです。
日本よりジニ係数が低い国であっても、
経済成長をしっかりとしています。
格差を拡大させると経済成長するというのは、
彼の妄想でしかないのです。

結論

データは重要です。
ですが、時に嘘をつきます。
この人物は新自由主義者です。
彼が人気になってきたということは、
日本の終わりも近いのでしょう。

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