NHKのスクランブル放送化

NHKから国民を守る党、通称N国党が話題となっています。
N国党はワンイシュー政党であり、「NHKをぶっ潰す」をキャッチフレーズにNHKのスクランブル放送化を目指しています。
今回は、このNHKのスクランブル放送化について考察します。

小泉政権から始まった

まず、NHKのスクランブル放送に関して、N国党が初めて言っていると思っている人が多いと思いますが、この案自体は2005年からありました。
この時は、NHKを民営化するという話から始まりました。背景として、当時は小泉内閣が「聖域なき構造改革」を掲げ、構造改革を推し進めていた時期でした。その過程で、郵政民営化同様に、NHKも民営化について話題となったのです。しかし、小泉首相自体が事実上この案を取り下げ、その目標は達成されませんでした。
さて、小泉首相がキャッチフレーズに「自民党をぶっ壊す」と言っていました。それに対して、N国党のキャッチフレーズは「NHKをぶっ潰す」です。N国のキャッチフレーズは小泉首相をオマージュしたのです。

NHKは問題だらけ

次に、現状のNHKについて考えます。
現在のNHKはとても問題があります。分かり易いところで言えば、国の借金についてです。国の借金が問題で、日本がデフォルトするとNHKが積極的に発信しています。このサイトでは何度も説明していますが、国ではなく政府であり、自国通貨の国債発行は通貨発行と同義です。つまり、NHKは明らかにデマを流しています。これが、一般の企業であるならば、それはそれで問題ですが、まだいいでしょう。しかし、公共放送という立場で明らかなデマを流すのは、明らかに公益を損ねます。また、政府の借金問題以外にも、特定の思想に偏っていると感じます。同じ分野を取り上げる場合には必ず、賛成派と反対派の両方の専門家を持ってくるべきです。
なによりも問題なのが、集金です。ほとんどの人が、NHKに対して不満を持っているのはこの部分です。NHKを好きで見ている人に関しては、お金を払うべきです。しかしながら、見たくもない人からも徴収するというのはおかしいと思います。ですが、現在の法律では、罰則こそ有りませんが、NHKには見ていなくても払わなくてはいけません。悪法も法であるので従わなくてわならないのが法治国家です。この部分に関しては、多くの人が不満を以てしかるべきでしょう。また、集金人が悪質であることも問題です。集金人により深いな思いをした人が多くいます。ここも、かなりの問題です。
現状のNHKには、多くの問題があります。

NHKは必要

では、NHKをスクランブル放送にしたり、無くしたりするべきなのでしょうか?
私の答えはNOです。
NHKをスクランブル放送化するということは、特定の人しかニュースを見れなくなります。民間でもニュースは見れるという意見はあるでしょうが、民営はスポンサーの意図が良くも悪しくも入ります。なので、NHKをスクランブル放送にすると、公共のものとしての情報を手に入れることが困難になってしまいます。もちろん、現状のNHKの報道に問題があるのは事実ですが、その解決にスクランブル放送化をするということは、今まで失敗してきた構造改革そのものです。

結論

現状のNHKに問題があるのは事実でしょう。ですが、スクランブル放送化してしまっても何の問題解決にもなりません。それどころか、より大きな問題が生まれるでしょう。NHKの問題に対して対案を挙げるなら、国営化です。
NHKのスクランブル放送化は、近年行われてきた構造改革の反省を日本人がしっかりとしているのかが試される場面ではないのでしょうか。

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