ポイントカードと聞くとお得な気がしませんか？正直私はお得に感じます。
使うのと使わないとではもちろん使った方がお得でしょう。
しかし、ポイントカードについて理解すれば意外とそうでもないと気づきます。
10％ポイント還元の場合よく、1割引きと同じと考えられます。
しかし、全く違います。
まず、ポイントで買い物した場合ポイントが付かないことです。
1万円のカメラを買った時の場合を比較しましょう。
1万円のカメラを1割引きで買った場合は1000円戻ってきます。
1万円のカメラを10％のポイントで買った場合は1000ポイントつきます。
この後、1000円の電池を買った場合は
1割引きの場合は100円戻ってきます。
ポイントで買った場合はポイントが全てなくなります。
つまり、1割引きと10％還元では1割引きの方がお得です。
次に、店に対する売り上げを見てみましょう。
1割引きで1万円のカメラを買えば1000円が戻ってきて、ポイントなら1000ポイントつきます。この時、1000円であれば店を出た後にコーヒーを飲むことが出来ます。しかし、ポーンとカードではその店でしか買い物ができません。
つまり、1割引きだと店の売り上げも1割減るのに対して、ポイントカードでは、店の売り上げは結果的に変わりません。
以上の事から、1割引きと10％ポイント還元では全く性質が異なります。
ポイントカードはそもそも、今割り引く10％を後に繰り越しているのです。
つまり、無利子無担保で店にお金を貸しているのです。
しかも、そのお金はその店でしか使えません。最終的に自分の店に戻ってくるのであれば1割引いてもあまり痛くありません。
ポイントには使用期限も存在します。別に利息を貰おうとは思いませんがせめて期限を失くしてほしいとは思います。
今までの話を総括するとポイントカードは店がをが客に対して無利子無担保でお金を借りて、その上そのお金はその店でしか使えない上、取り立てが遅くなれば借金が無くなるというシステムなのです。
こう考えればポイントカードは、お得とは言い切れません。
もちろん、作るか作らないかと聞かれたら作った方がお得なのでつくります。
しかし、この様に一見客が非常に得をしているように感じることでも、深く考えればそうでもないことがいっぱいあります。
最後に、お金は負債であるという定義からポイントはお金であると考えることが出来ると思います。