消費税とはすべての国民から取る税金、
多くの人がそう考えています。
ですが、それは誤りでしかありません。
消費税は事業者が負担する税金です。
日本は9割がサラリーマンです。
日本人のほぼすべてが消費税を払っていないのです。
それはさておき、日本に外国企業を誘致するために、
法人税を引き下げましょうという話を聞きます。
日本に外国企業が来ないのは法人税ではなく、
デフレで市場が縮小しているから来ないのであり、
根本的に間違えた考えなのです。
その話は置いて、彼らは下げた分の法人税を、
消費税を増税して補おうと考えます。
法人税で企業の負担を減らしたのに、
消費税で企業の負担を増やすという矛盾。
利益に係る法人税を増やす代わりに、
利益と人件費に係る消費税を増やす謎。
むしろ負担が増えているのではないでしょうか。
法人税を下げて消費税を上げた時、
得をするのは人材派遣会社だけなのです。
消費財は広く浅くという勘違いが、
この間違いを生んだのです。