中小企業

「中小企業が日本をダメにしている」
という言論を目にしました。
今回は、この言論について考察します。

ベンチャー

以前アメリカとベンチャー企業という記事で、
ベンチャー企業がイノベーションの原動力で無いと説明しました。
ちなみに、ベンチャー企業と中小企業に明確な違いはありません。
となれば、やはり中小企業が日本をダメにしているのでしょうか?

中小企業の割合

日本の企業は99.7%が中小企業です。
つまり、日本の経済を支えているのは中小企業なのです。
もし、中小企業を淘汰してしまえば、
デフレ圧力が働き経済は縮小します。
それでも彼らは
「日本の中小企業が多すぎる」
と反論することでしょう。

技術

そもそもの勘違いとして、
中小企業の技術が大企業を支えているのです。
そんな中小企業の技術を軽視し、
日本の技術力を低下させたのがこの20年です。
中小企業の技術、すなわち生産力こそが日本の経済力なのです。

淘汰

「それでもいらない会社は淘汰されるべきだ」
と反論がきそうです。
しかし、現状会社は3年目の生存率は50%です。
つまり、今の日本では、十分企業淘汰は行われているのです。
しょうもない会社が続いているなんて考えは、
単なるイメージでしかないのです。

結論

日本の経済を支えているのは、中小企業です。
そんな中小企業をないがしろにし続けてきたのが、
今の日本政府です。
大阪でも維新は中小企業を冷遇し、
経済を悪化させました。
「中小企業が日本を支えていること」
これを肝に銘じる必要があります。

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