「私は税金を多く払って君たちを養っている」
といった具合にマウントを取る金持ちがいます。
彼らは経済を1ミリも理解していません。
税金と政策
国家が行う政策に関していえば、
税金が財源ではありません。
地方政治に関しても100%税金ではなく、
国が本気を出せば税金を財源としません。
つまり、金持ちが税金を払う事と、
国家が政策を実行することに関しては、
何の関係もないのです。
徴税貨幣論
そもそも、税金を払う事で通貨は通貨の価値を得ます。
なので金持ちがいくら円を集めても、
税金が無ければ円の価値はいずれ無くなります。
そうなれば、一番損をするのは、
より多く円を集めていた金持ちです。
なので、金持ちが多く税金を払うのは、
何もおかしなことではないのです。
無論、そうなる前に海外に資産を移しそうですが。
金持ちの理由
より多くの税金を払っている、
と自慢する人は実業家や投資家です。
彼らの事を否定する気はありませんが、
税金マウントを取られれば反論します。
彼らは実体経済における貢献度は低いのです。
というより、実体経済に貢献する労働者は、
所得が低く資本家に搾取されています。
一方、資本家をはじめとする金持ちは、
労働者からの搾取や金融商品の売買など、
実体経済にはほぼ貢献せずお金を得ます。
つまり、税金を多く払ていると主張したところで、
その税金の出どころは労働者であるので、
彼らの主張は通りません。
結論
税金マウントを取る人間は経済を理解しましょう。
そして、自分たちが搾取していることも理解すべきです。
別に金持ちを否定する気もないし、
彼らを悪だという気もありません。
しかし、頓珍漢な主張は目をつぶれません。