高度経済成長期に日本経済が成長した理由について、
多くの人は人口ボーナスだと説明します。
これは、単なる勘違いです。
むしろ、人口ボーナスは経済の足を引っ張ていた可能性すらあります。
高度経済成長が起きた理由は、人手不足です。
その人手不足に対して、移民という手段を使わなかった日本。
正確には当時の状況的に移民という手段を使えなかったのですが。
さらに、この時代はインフラのどの公的投資もしっかり行われ、
成長すべくして成長したのです。
また、日本は外需で成長したという意見もありますが、
この時代の外需の割合は今よりも少なく、
この話も完全なデマです。
「日本は人口が減少するからオワコンだ」
そう考える人が大勢いますが、
真実はその逆で、
人口減少は経済成長におけるまたとないチャンスです。
人口ボーナスや加工貿易で儲けたというデマを真に受けてはなりません。