インフレが良いか、デフレが良いかという議論があります。
当サイトでは、デフレは良くないのでインフレにせよと説明してきました。
ですが、インフレとデフレは問題の本質ではありません。
今回は、インフレ派とデフレ派の議論の本質を説明します。
日本は20年間デフレで「失われた20年」と言われる様に、20年間景気は悪い状態です。しかし、問題の本質はGDPが伸びないことです。正直デフレでもGDPが伸びるのであればデフレでも構わないのです。ですが、インフレでなくてはGDPは伸びません。デフレの様な需要が少ない状態では事業は縮小させ、経済規模は縮小します。インフレなら、事業を拡大して経済規模は拡大します。GDPとはやインフレとデフレなどで詳しく説明しています。
インフレが良いや、デフレが良いかというのは本質的な議論ではないのです。インフレそのものが良いのなら、金をバラまけばいいのです。しかし、そんなことをしても物価が上がるだけでGDPは伸びません。もっと言うなら消費税を増税したらいいのです。税率分の物価が上がりインフレ率は高くなります。つまり、GDPが伸びず物価が上昇するだけのインフレは意味がありません。それどころかマイナスです。
GDPを伸ばすには、政府が国債を発行して、公共事業や科学技術に投資をしなくてはなりません。
インフレはGDPが伸びていく過程に過ぎないのです。