マイナンバーと脱税

今回はマイナンバーについて考察します。
なぜ今回取り上げ、この様なタイトルにしたこと言えば、
今話題の高市早苗氏が政策の中に、
マイナンバーと脱税について触れていたからです。

お金のプール論

彼女がマイナンバーを掲げた理由は、
脱税と不正受給を防止するためだとしています。
私はこれについて非常に違和感を感じます。
彼女の政策の軸は積極財政です。
であるなら、脱税は正直関係ありません。
脱税に言及するということは、
彼女自身、お金のプール論から抜けていないことになり、
そうなれば、彼女には何も期待ができません。

脱税の範囲

脱税を問題だと思っている人も多いですが、
正直脱税は大した問題ではありません。
無論、脱税をしろと言っている訳でなく、
誰かがしていても自分には関係ないという意味です。
それに、マイナンバーレベルで所得を管理されれば、
謝礼金などについても税金を取られます。
親戚の引っ越しを手伝ったお礼なんかにも、
税金が掛かってきます。
このレベルでも脱税になるなら、
脱税をしたことない人の方が少ないのではないでしょうか?

本当の問題

税金の役割は政策調整の手段です。
その政策に格差縮小があります。
そうなった時、今問題なのは、
金持ち優遇の税制でしょう。
所得のあまり多くない経営者から、
正確に税金を取るよりも、
分離課税の廃止や累進課税の強化の様に、
所得の多い人から取る仕組みが重要です。
但し、これは税源確保の手段ではありません。
マイナンバーで損をするのは、
結局貧乏人なのです。

不正受給

最後に不正受給ですが、
不正受給自体が少数ケースで、
むしろ日本の場合、
捕捉率が低い事の方が問題です。
もしマイナンバーで捕捉率を上げる、
であるなら大賛成ですが、
不正受給と言っているあたり、
やはり彼女は信用ができません。

結論

高市早苗氏には期待する声が高まっています。
特に、背局財政派は彼女に対し、
熱烈に期待している状況です。
ですが、私はあまり期待していません。
今回はマイナンバーから、
期待できない理由を述べました。
今後、別の理由からも、
彼女に期待できない理由を述べます。

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