緊縮財政と積極財政の議論がかつてよりありました。
そんな中、緊縮財政派は積極財政について、
ばら撒きだとレッテルを張ります。
そのばら撒きという言葉から、
積極財政についての一般的な認識がズレています。
特におかしいのはベーシックインカムです。
ベーシックインカムはばら撒きの代表例で、
これを主張すれば積極財政だと誤解します。
問題は政策そのものではありません。
何を財源とするかということです。
積極財政の主張はあくまで、
国債発行による財源の確保であり、
その中身については議論の余地を残しています。
最近、緊縮派がベーシックインカムを主張しだしました。
世論は積極財政に傾きつつある今、
積極財政について間違えた認識をしているうちに、
自分は積極財政だと勘違いさせているのでしょう。
新規国債発行を財源だとしない限り、
その人間は積極財政派ではないのです。