イギリスがTPP参加に正式に申請しました。
イギリスの意図はハッキリとは分かりませんが、
喜んでいる論客は数多くいます。
中には、日英同盟だという人までいます。
しかし、私はそうとは考えていません。
日本市場を喰う
植民地
イギリスは日本市場を喰いに来ていると考えます。
TPP参加国の内6ヶ国は、
元イギリスの植民地でもともとかかわりの深い国です。
なので、わざわざTPPに参加するのは、
非常に不自然な行動なのです。
それに、参加国の半分以上が元植民地だということは、
TPPにおいてイギリスは、
日本に対し大きなイニシアチブをとれます。
ここから、イギリスの意図は見えてきそうです。
ブレグジット
イギリスは去年正式にEUを離脱しました。
イギリスは反グローバリズムに、
大きく舵を切ったのです。
そんなイギリスがTPPというグローバル路線に、
再び戻るのも非常に不可解です。
ここから、イギリスは日本市場を喰いに来ていることは、
容易に想像できます。
China包囲網
「TPPはChina包囲網で、
イギリス参加でそれが加速する」
というのが、自称保守論客の主張です。
ですが、このChina包囲網というのが、
非常に怪しいのです。
ChinaはTPPに参加しようとして来たり、
Chinaに強硬姿勢を取っていたトランプが、
TPPを離脱をしたりと、
TPPがChina包囲網でないことは明白です。
それに、自民党は野党時代TPPには反対し、
与党になりそれを覆しました。
TPPの話を持ってきた旧民主党、
そして現在の自民党には多くの媚中派が存在します。
そんな中、アメリカが抜けてまで続行したTPP。
これがChina包囲網な訳が無いでしょ。
イギリスは日本を信用しているのか
イギリスはChinaをけん制しようとしている、
それ自体は間違いでなないでしょう。
しかし、日本はその協力相手として、
信用に足る国なのでしょうか?
RCEPに署名をしたり、
尖閣を実質的にChinaに明け渡した日本。
その他にも、Chinaに対する対応を見た時、
日本は対Chinaの相方として、
決して信用はできません。
であるならむしろ、
Chinaに融和的な日本をけん制するため、
TPPに入ったと考えるほうが、
より自然ではないでしょうか?
結論
Chinaけん制でTPP参加という意図は、
多少はあるでしょう。
ですが、貿易協定と同盟は違います。
それに、今一番の問題は、
Chinaも含めたグローバリズムです。
ここにきて、グローバリズムを加速させる動きに対し、
手放しで賛成するのは滑稽です。
それに、イギリスは二枚舌三枚舌外交を行う、
腹黒伸氏であることを忘れてはなりません。