改革と革命

今、巷では構造改革なるものが、
非常にもてはやされています。
私自身構造改革自体は、
いいことだと考えます。
しかし、今政治の世界で言われる、
いわゆる構造改革は構造改革ではなく、
むしろ、日本を悪くする代物です。

改革

改革とは、基本的な体裁を保ちつつ、
変化させることを言います。
組織内の業務を効率化したり、
新たな手法を導入したりとすることが、
改革なのです。
つまり、構造改革は誰かが叫ばずとも、
日々行われていることなのです。

いわゆる構造改革

では、世間一般の人が考える、
いわゆる構造改革は、
構造改革なのでしょうか?
いいえ、いわゆる構造改革は、
基本的な体裁を保っていないため、
改革ではありません。
なので正確には、
構造革命となります

革命は失敗する

革命は必ず失敗します。
それは、スクラップアンドビルドにおける、
ビルドの段階で必ず失敗します。
そのいい例がフランス革命です。
フランス革命は美談として語られがちですが、
その後、ロベスピエールやナポレオンといった、
民主政治とは程遠い人物が現れました。
そして、今のフランスは、
官僚主義的・国家主義国家です。
フランス革命の失敗は、
現代まで引き継がれています。

結論

今の日本は、閉塞感が強く、
構造革命に飛びつきたい気持ちも分かります。
しかし、そういった構造革命こそが、
今の閉塞感を作り出しているのです。

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