市町村廃止・特別区設置の本質

今まで、いわゆる大阪都構想に関する記事を上げてきました。
その内容は、大阪市がどうなっていくのかをフォーカスしていました。
そして、住民投票が終わった今、
大阪に限らない、
市町村廃止・特別区設置の本質を説明します。
そしてこれを、最後まで読んで頂ければ、
二重行政や、維新がごみ以下の革命政党、
反対しているのが自民と共産の既得権益、
などという問題が実に関係ない問題だと分かります。

投票結果は異常

投票結果は賛成・反対が半数ずつの状況です。
この結果は正直異常です。
今回の住民投票は100-0で反対が勝っても、
おかしくない住民投票なのです。

何を問われているのか?

特別区設置により、
市町村は多くの権限と財源を失います。
これに対して是か非かを問うているのが、
市町村廃止・特別区設置です。
つまり、地方政治の主権を、
住民が手放すか手放さないかが、
この選挙の本質なのです。
普通に国民主権の概念がある人は、
こんなもの賛成などするわけがないのです。

住民投票

住民から主権を奪い取る。
これは、どう考えても組長や議会の横暴です。
しかし、組長や議員は選挙で選ばれた人間であり、
その決定には重みがあります。
しかし、そんな組長の横暴に対し、
政府が住民に与えた最後の武器が住民投票なのです。
特別区設置の際は、
必ず住民投票が行われているのはこのためです。

結論

市町村廃止・特別区設置は反対が多くて当然なのです。
こんな選挙で半々になるなど、
日本人が政治を理解していないことが良く分かります。

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