本当のインフレ対策

今の日本経済を復活させるためには、
財政拡大を行うしかありません。
しかし、いまだにインフレを心配している人が大勢います。
彼らはインフレ対策を理解していないので、
今回はインフレ対策について説明します。

増税

インフレ対策として有効な方法としては、増税があります。
税率を上げることで、経済活動を縮小させ、
インフレ率を下げることができます。
日本はデフレでありにもかかわらず、
増税をする政府は
「日本経済を破壊しようとしている」
と言われても仕方が無いでしょう。

増税は時間がかかる

増税によりインフレ対策をするというと、
「増税をしようにも時間がかかり、
いざという時に対処が遅れる」
といった反論があります。
この反論自体は、大きくは間違いではありません。
しかし、デフレを放置してもいいというわけではありません。
なので、この反論は財政拡大の否定にはならないのです。
そしてなりより、増税だけがインフレ対策ではないのです。

生産性の向上

インフレというのは、供給能力以上に需要がある状態です。
であるなら、供給能力を高めることでインフレは解消されます。
生産性の向上には「設備投資」「公共投資」「人材投資」「技術投資」
の4つがあります。
財政拡大で需要が高まれば、民間も投資を行います。
政府も、財政拡大で公共投資をすれば供給能力は上がります。
インフレ対策は増税しかないと思っている人は、
根本的に経済が分かっていないのです。

結論

インフレ対策は民間でも行えます。
しかし、デフレ対策は政府にしかできません。
インフレが心配なのは分かりますが、
それはインフレになりそうなときに考えればいいのです。
インフレを心配している人は、
日本経済の足を引っ張っていることを自覚すべきです。

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