お金は存在しない

MMTや銀行の信用創造については、非常に理解しづらいものです。
実際、私も理解するまで非常に時間がかかりました。
この原因は「お金は存在している」と考えているから、理解できないのだと考えました。

お札がお金じゃない

「お金は存在していない」そう聞くと多くの人があらゆる形で反論してきそうです。特に、紙幣なんかは物理的に存在しています。ですが、紙幣とはただの紙切れにすぎません。紙幣がただの紙切れでは無いということは、お金の本質が紙という物体では無いということになります。

お金は負債

お金の本質は負債です。負債ということは、現在存在していない物に対しての前借です。その後、物が出来上がり売れた時に返済をします。その時、負債は無くなります。結果、お金も無くなるのです。

未来の選択肢

給料はお金で貰うことがほとんどです(この場合のお金は銀行預金も含まれます)。もし、現物で貰ったなら、未来は決まっています。しかし、お金の場合は未来に多くの選択肢が生まれます。つまり、お金を持っている段階では、そこには何も存在していないのです。

結論

お金を発行するということは、未来の生産物を前借することです。なので、お金は存在していないのです。逆に、お金を発行しなければ未来の生産物は生まれません。お金は存在していないという発想からMMTをもう一度考え直してみてはいかがでしょう。

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