ダイエット2

以前、ダイエットという記事を書きました。内容は、科学の常識は変わるということを、ダイエットを通して説明したものです。
今回は、ダイエットを通じて、現代の食料問題について考えます。

野生動物で、肥満の動物は存在しません。肥満の動物は、人間に飼育されている動物もしくは人間です。つまり、肥満であるということは、本来の動物的な意味では、とてもおかしなことなのです。

人間の歴史から見ても、多くの人が肥満になることは最近の事です。中世の貴族は肥満に悩んでいましたが、それ以外の人間はむしろ食べ物に困っていました。つまり、多くの人が肥満に悩む現代は、中世の貴族並みの食べ物を食べていることとなるのです。

では、現代では飢餓は無いのでしょうか?過去よりも少なくなっているとはいえ、飢餓で苦しんでいる人がいるのは事実です。ちなみに、貧困国が手にする食料が多くなったのというのは数十年前と比べたらの話で、数百年前よりも手にする食料は減っています。

ダイエットが流行する日本は、それだけ食べ物が充実していることとなります。ですが、今は格差が広がり食べ物を満足に食べることができない人も出てきています。肥満になっている人はそれだけで、食べ物を粗末にしているのと同義なのです。

今の日本では、ダイエットが話題となっていますが、このまま経済が衰退していけば、ダイエットなんて話題に上がることも無くなってしまうでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする