とある香港デモの感想の感想

先日、何気なくテレビのニュースを見ていました。
番組の中で香港デモについて取り上げていて、コメンテーターが述べた感想が非常に興味深いものだったので、今回はそれについて考察します。
今回は私の香港デモに関する私見は述べません。

デモと経済

感想の内容は「デモをするのはいいけれど、長期的に見たら経済的に良い影響がないので程ほどにした方が良い」といったものです。この考えは、多くの日本人が考える考え方なのではないでしょうか。ですが、この考えは非常に稚拙な考えです。

経済と主権

この考えで一番おかしなところは、経済は長期的な考えだということです。
短期的に見たら、香港に入るお金は少なくなります。ですが、長期的に見た時、一時の経済よりも自らの主権を勝ち取る方が良いとなるはずです。
ここで、言及しているのはどちらが正しいかではなく、長期と短期の戦略の違いを示しているのです。

日本は現在まで経済を最も優先させてきました。もちろんそれは今でも続いています。経済を中心にすることを否定しません。ですが、あまりにも経済を中心に考えすぎ、経済すらも無くなっているのが今の日本です。

結論

経済を求めるあまり、より大切なものを失った日本を象徴する言葉をある日のニュースから聞くことができました。この言葉に違和感を感じる人が増えない限り、日本の外交は下手なままです。

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