インバウンドやインバウンドと斜陽国家などでインバウンドについて否定的な意見を述べてきました。
ですが、インバウンド自体を反対しているのではなく、今のやり方や考え方を否定しているのです。
今回は、インバウンドの有効的な方法を考えます。
インバウンドを反対する理由
私が現在のインバウンド政策を反対している理由として、内需の不足を外需で補おうという発想から政策を行っていることです。なので、内需を十分に補った上でのインバウンドであれば問題は無いのです。
インバウンド推進派への反論
日本の内需はこれから伸びないと考えてる人が多くいます。それについては他の記事で否定していますが、今回もそれについて言及します。
日本の内需が伸びない理由に、人口の減少が挙げられます。しかし、人口が減少している国は日本以外にも多くあります。それらの国の中では、日本の減少率は高い方ではありません。ですが、経済成長していない国は日本だけです。なので、神国減少と経済成長つまり内需は全く関係はないのです。日本が経済成長しない理由は単に設備投資を行わないからです。
内需拡大
内需を補った上でのインバウンド政策として、最も分かり易いものはインフラの整備です。インフラの整備は、それそのものに内需拡大をもたらす効果があります。インフラが整備されたことで、観光公害も緩和されます。多くの人がインバウンドで稼いだ資金でインフラの整備を考えますが、実際は逆です。外国人観光客という需要を取り込むのであれば、先に生産性の向上を行うべきなのです。
その他には、宿泊施設の整備でしょう。こちらも、宿泊施設を建設するにあたり内需が創出され、経済効果をもたらします。生産性が向上されたので、外需に対し対応することが可能となります。なので、宿泊施設の不足問題をAirbnbで対応していては話にならないのです。
結論
以上がインバウンドを有効的にする方法です。
今の観光公害などの対応に設備投資が行われるのであれば、問題は無いでしょう。ですが、政府はそこに予算を充てません。なので、設備投資が行われないまま外国人観光客が増える状況となります。そうなれば、いっそう国内投資は行われず、内需は縮小します。
内需が無いなら外需に頼ろうとする姿勢に対し、私は大いに反対しているのです。