日本の政治と経済政策

このサイトでは、日本の政治について主に、経済政策について述べてきました。そして、現在の政府が行っている経済政策は、間違いだらけだと説明しています。
そんな中、緊縮財政を反対する政党が出てきました。
ただし、これらの政党について手放しに支持してはいけません。
それは、なぜでしょう。

社会主義者の武器

まず、MMTは社会主義的だという記事があります。そこでは、現在の自由主義よりは、MMTは社会主義的だと述べました。裏を返せば、社会主義者もしくは、共産主義者にとって利用しやすい考え方なのです。いわゆる、毒饅頭です(賄賂ではなく、政策面での比喩)。
経済政策が正しいからと言って、本当に日本の事を思っているのかは分かりません。その裏にある意図まで考える必要があります。

政治は経済だけじゃない

ここ数十年の与党の政策は、主に緊縮財政でした。それにより、多くの国民は貧困化しました。この状況で、反緊縮財政の経済政策を訴えれば、多くの人はなびきます(それでも、日本ではとても少ないですが)。ですが、政府が考えなくてはいけないのは、経済だけではありません。外交や環境などの様々な問題があります。これらの多くのことを考慮して、自分自身の考えと最も近い政党を探し、どの政党が最も日本に多くの国益をもたらすかを、自分自身で考える必要があります。

安易に手を取り合ってはならない

最近、新たにできた政党は、昔と比べ、緊縮財政を批判する政党が増えてきました。しかし、その内容は、それぞれの政党によって異なります。
緊縮財政の経済政策を正すうえで、これらの違いは気にするものではなく、協力するべきだという考えもあります。しかし、ここで協力してしまえば、お互いに自由な意見を出し合うことが憚られる空気ができます。それでは結局、良い世の中にはなりません。
また、経済政策以外が大きく異なる場合は、経済政策以外の政策の行く方向が、全く分からなくなり、最終的には、中途半端な政策しか打ち立てられなくなります。
同じ緊縮財政批判でも、安易に共闘すべきではないのです。
また、内容によっては、現在の経済政策以上に滅茶苦茶なものもあります。なので、経済政策は、緊縮財政を批判しておけばよいという考えもやめるべきです。

結論

以上が、経済政策だけで、政党を選んではいけない理由です。
もちろん、全ての考えが一致しているなんてことはあり得ません。
しかし、一部の政策を根拠に、政党を選んではいけません。
今後、緊縮財政を批判する政党は増えるでしょう。ですが、経済政策の具体的な内容や、経済政策以外の政策にも目を向けて、自分自身の考えで政党を選んでください。

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