「1日に1分遅れる時計と全く動かない時計はどちらが正確か?」と質問されたらどう答えますか?これは、ルイス・キャロルの牧師館の雨傘に出てくるものです。今回は、これについて考察します。
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この話のオチ
この話では、止まった時計の方が正確としています。
理由としては止まった時計は1日に2回正確な時間を示すが、遅れた時計は2年に1回しか正確な時間を示さないからです。
しかし、本当それで良いのでしょうか?
AIに聞いてみた
私がこの話を始めてみたのは10年以上前に、AIを揶揄した話です。その話では「AIを作っている娘に母親が、この質問に対する答えを、AIに答えさせてとお願いしました。娘は、その質問に答えるAIを作りました。その結果AIは上記と同じ答えを言いました。それに対して母親は「AIなんてこんなものよ」と言いました。」これが私が読んだ話です。この話から分かる通り、人間ならば遅れた時計を選びます。そちらの方が使う上では便利だからです。1日1分のずれならば、生活する上で問題となりません。そして、5分ほどズレたらまた正確な時刻に合わせます。この様な情報を一切省いた考えが遅れた時計が正確だという答えを生むのでしょう。なので、正確な時刻を刻む回数が多いのは止まった時計で正しいのですが、時計として正確に機能しているのは遅れている時計です。なので、人間の様な細かい考えを全くしない、当時のAIらしい答えです。おそらく、今のAIなら遅れた時計を選ぶでしょう。技術は相当進化したんだとこの話から感じます。
秋元康の名言
次に私がこの話を聞いたのは、秋元康の名言です。この名言の意味は「流行は後から追いかけても追いつけません。なぜなら、自分が追い付いたと思っても、その時点での流行は更に一歩先を行っているからですなので、流行に合わせて動いても絶対に成功はしません。それよりも、周りに流されることなく好きなことを追求していれば、いつか流行が回ってきてその時に大きな成功をする。」というものです。この名言は非常に考えさせられます。確かに、何か新しいことで成功を収めるならばイノベーターやアーリーアダプターでなくてはなりません。アーリーマジョリティで遅いのです。なので、流行を見て動いては遅いというのは非常に的を射ていると思います。また、流行が回ってくるということに関しても、最近タピオカが流行っています。そのタピオカもかなり以前に流行っていました。タピオカのブームを見て流行は回っていると改めて感じました。
結論
以上がこの話に関する私の考えです。
一つの言葉から、あらゆる考えが生まれて非常に興味深く感じました。
ちなみに、私がこの話のもとがルイス・キャロルの牧師館の雨傘だと知ったのは割と最近の事です。