バビロニア式借金奴隷制度とは、人々を借金を肩にして、奴隷にすることを言います。古代バビロニア時代に使われていた制度ですが、なんてことはありません、現代でも全く同じ制度が使われています。
現在の状況とバビロニア式借金奴隷制度の共通点を指摘します。
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奴隷を自覚しない奴隷
バビロニア式借金奴隷制度のみそは、借金を肩にしているということです。
借金をすれば、借りた側は、貸した側に対して何らかの負い目を感じます。そうなれば、借金を返すために奴隷となることに対し、疑問を持たなくなります。
また、この制度で重要なことは、ある程度の自由を与えることです。自由を与えられた奴隷は、自分が奴隷であることを自覚しません。
つまり、奴隷になることに疑問を持たせず、自分が奴隷であることすらも忘れさせてしまうのが、バビロニア式借金奴隷制度の恐ろしいところです。
先ほど、現代でも、バビロニア式借金奴隷制度が使われていると書きましたが、ほとんどの人が「現代の、それも先進国で、こんな古臭い制度が、なんて使われているわけがない」と思うでしょう。ですが、この制度の恐ろしいところは、奴隷を奴隷と自覚させないところです。
ローン漬け
現代の日本を見たとき、一番初めに浮かぶのは住宅ローンです。住宅は、値段も高く、返済までに時間がかかります。場合によっては、子供の代まで返済しなくてはなりません。住宅ローンを払っている間は、その人は働き続けなくてはなりません。病気などで返済が滞ってしまえば資産は取り押さえられます。これを、奴隷と言わずに何というのでしょう?
住宅ローンは典型ですが、最近は人々は貧窮化させられ、住宅を買うことが困難となっています。車なんかも、この制度にあたりますが、車も買う人が減っています。なので、最近では奨学金がこの制度の肝を握っています。
奨学金は、かなり質の悪い借金奴隷制度です。奨学金は、働く前に作る借金であり、返すのに数十年かかり、自己破産が出来ません。つまり、奨学金を借りてしまえば、数十年間奴隷になるしかないのです。
そうはいっても、教育を受けるために借金をしたのだから仕方ないと、考える人もいるかもしれません。ですが、外国人には国費留学生度というものがあり、外国人が、無料で大学に通うことが出来る制度があります。
日本人には、借金を負わせ、外国人にはタダで教育を与えるのが、今の政府が行っていることです。
結論
資本主義社会において、借金は必要なものではあります。しかし、それを悪用して人々から富や時間を奪う者がいるのも事実です。
現代の人々は、多少の自由さから自分が奴隷だとは気づきません。
奴隷と主人の格差が少なければ、それは悪いことではないと考えます。
今の日本では、奴隷と主人の格差が広がり続けます。この現状を変えるには、まず、自分が奴隷であり、搾取されていることに気づく必要があります。