水不足

日本では良く、石油が枯渇するかもしれないという話を聞くと思います。これについては、デマであるという意見もあります。ここでは、これについて言及はしませんが、日本では石油の量については議論が行われます。しかし、世界では石油よりも水の方が心配されています。日本に住んでいるとなかなか実感できません。今回は、この水不足の問題について考察します。

水は石油より大切

水というものは、人間が生きていくうえで必ず必要なものです。生物を構成するほとんどの物質は水です。水は変えが利かないのです。それに対して、石油は代替エネルギーが存在します。水は石油よりも大切です。食料を作るのにも水は必要です。なので、水不足はそのまま食料不足に直結します。日本が食料を他国に依存した状態で水不足に陥れば、日本は食料を輸入してもらえず、食料危機に陥ります。自由貿易の議論での「食料の輸入先の多様性」は水不足によって、全くの意味のないものとなってしまいます。

北海道の水源地

Chinaの水不足は只今かなりの深刻な問題になっています。
原因としては水質汚染などがありますが、最も問題なのは人口です。
Chinaは人口が世界で一番多い国です。しかし、水に関してはその人たちを十分に賄える量が存在しません。今のところ、一応何とかなっていますが、大都市部での水不足は相当深刻なようです。このまま人口が増え続ければ確実に水は不足します。
そんな中、Chinaは日本の水源地帯を買っています。その面積は、静岡県の面積に匹敵します。これは、現在および将来の水不足に対しての対策だと思われます。本来、日本はこれに対して対策を立てなくてはなりません。しかし、日本では土地の購入に対して規制がありません。このままでは、日本の水資源はChinaに取られます。石油の話よりも、水の話を日本政府はすべきです。

世界の事例

Chinaの水不足について大きく取り上げましたが、この水不足は世界中で起きています。アメリカでも穀倉地帯の地下水が減少したり、サンディエゴでは、サン・ヴィセンテ・ダムのかさ上げが行われたりしています。
世界中の水不足の原因は人口増加が原因です。この問題は、かなり複雑なのでここでは取り上げませんが、今後、日本でも考えていかなくてはなりません。

結論

この様に、世界では水不足を相当懸念しており、それに対しての対策が行われています。それに対して日本では対策するどころか、議論にも上がりません。
日本は資源のない国だと言われます。しかし、日本は水という最も大切な資源を持っています。最近ではメタンハイドレートが話題になっていますが、そんなものより水の方がよっぽど重要な資源です。
日本に住んでいては水の大切さを実感できません。逆にいえば、水不足が叫ばれる昨今で、水の大切さを実感できないほど、水があるということです。
今後、日本が生き残るためには、もっと水を大切にする必要があるでしょう。

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