1929年の株価暴落によって起きた世界恐慌。
2008年のサブプライムローンの破綻をきっかけに
金融市場が混乱したリーマンショック。
そして、今回も世界的不況が起きています。
今回はの不況と今までの不況の違いを考察します。
金融市場と実体経済
今までの不況に関しては、金融市場の混乱をきっかけ起きました。
今回は、実体経済が先にダメージを受けています。
今までは、100%人の手によって起こされてきましたが、
今回はウイルスという外的要因が含まれています。
今回の不況を今までの不況と一色単に考えている人がいますが、
根本の原因が大きく違います。
勿論ミンスキーモーメントから考えて、
従来通りの不況が起きていた可能性はありました。
しかし、今起きていることは今までとは違うことは確かです。
にもかかわらず、オリーブの木は予言者気取りです。
グローバリズム
全ての恐慌の共通の原因は、グローバリズムの横行です。
世界恐慌は保護主義に走った結果だと考えている人が多いようですが、
世界恐慌から自国を守るため保護主義に走ったが正解となります。
リーマンショックも、海外の安い製品が入ったため物価が上昇せず、
金利を引き上げが遅れ、金融市場でバブルが起きたことが原因です。
今回も、モノ・ヒト・カネの国境を越えた移動が原因で、
世界中にウイルスというモノが広がりました。
対策
先ほど、今回と前回では不況の種類が異なると書きました。
ですが、巻き起こされる不況がデフレ不況である以上、
政府には財政拡大で現状を乗り切るという方法が求められます。
今必要なのは、新規国債発行による財政拡大です。
多くのGDPが吹き飛ぶなら、その分の真水を投入する。
子供でも分かる理論です。
要注意人物
ここにきて、国債発行は良くないと叫んでいる人は要注意です。
現政権は財政拡大に消極的で多くの人が非難しています。
しかし、最も注意しなくてはならないのは、オリーブの木の様な、
今回の騒動に乗じて、自分たちの考えを通そうとする輩です。
国債の発行は現状必要だとは訴えていますが、根本的には反対し、
無駄の削減と言って、政府の予算を削減させ小さな政府を目指しています。
そのくせ、政府紙幣の発行を推奨しています。
MMTは社会主義的だとは否定するのに、
ベーシックインカムを政策案に掲げています。
結局何がしたいのか、
自分でもわかっていないのではないのでしょうか?
結論
今回の恐慌は多くの人の生活にダメージを与えます。
これを乗り切るには、人々が正しい知識を身に付け、
声を上げていく必要があります。