しばしば、体罰は必要か、
そういった議論が行われます。
ですが、この議論は間違えています。
体罰をするしないに関わらず、
基本、部下や生徒は怒ってはいけません。
怒ることでそのひとは隠蔽体質になります。
それでも
「口で説明してわからないなら暴力も必要」
そう考える人も出てくるでしょう。
ですが、そういった教育をされた人は、
怒られたくないから改善しただけであり、
本質的に何が悪いのかは理解しません。
なので、その人物が上司や教師の手から離れれば、
また同じ過ちを繰り返してしまいます。
「私は怒られてきたからうまくいった」
そういった主張も聞こえてきます。
この事実を検証するなら、
怒られて育った自分と怒られなかった自分、
この2人が同一時間、同一空間上に存在しなくては、
比較をすることができません。
つまり検証不能なのです。
更に、人は主語を理解できない動物なので、
誰かを起こった際、
怒られている人だけでなく、
その周りにいる人、
果ては怒っている人にまで強いストレスがかかります。
もうここまでくると分かると思いますが、
体罰以前に怒ること自体に意味が無いのです。
それどころか害をなす行為でしかないのです。
ただ、体罰を行った教師に対し、
過度なバッシングもよくありません。
その生徒が殺したいくらい腹が立ったなら、
殴ってやればいいのです。
でなければ、クソみたいな生徒が調子に乗ります。