定額給付金は限りなくベストだった

定額給付金に関して異議を唱える人がいます。
全員に配るべきではなかったや、
もっといい方法があったなどです。
確かにそういう意見も分かります。
しかし、今回の方法は限りなくベストに近いと考えます。

メッセージ性

すべての国民に対してお金を配ることは、
非常にメッセージ性は強いと考えます。
金持ちや所得が減っていない人に配らない、
といった取捨選択をした場合、
どうしても国民同士がいがみ合います。
ですが、国民を選別させないことで、
国民意識を思い出させる意味では、
全ての人に配るのは間違いではないと考えます。

MMT

定額給付金によりMMTが正しいことが証明されました。
給付金は国債により賄われます。
今までの経済学なら国民の預金は減少します。
しかし、国民の預金は増えたのです。
また、インフレがどうのと言っている人も多くいましたが、
結果、インフレどころかデフレからも脱却できていません。
この定額給付金は、
雑魚経済学者を黙らせる材料となったのです。

結局できない

それでも、全ての人に同じ額を配るのは公平でない、
との意見も出てくるでしょう。
その意見も分かりますし、
もしかしたらそうしたほうが良いのかもしれません。
ですが、今の日本では実行できません。
その理由は公務員が少なすぎるからです。
全ての国民に同じ額を配るだけでも、
散々な醜態をさらした日本の行政です。
所得減少に応じて給付を行えば、
行政はたちまちパンクして、
それこそコロナ対応はできなくなったでしょう。
いくら、平等な政策を立てられたとしても、
それを実現する能力は日本の行政にはないのです。

粗利補償

粗利補償がおそらくベストな方法でしょう。
昨年の粗利は簡単に分かりますし、
そこからいくら減ったかもすぐわかります。
それに、粗利補償なら企業の存続も可能で、
経済を冷凍保存した状態にできます。
ですが、緊縮財政に凝り固まっている政府。
彼らが粗利補償などするはずありません。
正直、定額給付金も奇跡です。
粗利補償は最良の方法でしたが、
実行不能だったのです。

結論

あの段階ではケチな政府から、
お金を出させることが勝ちだったのです。
そう考えた時、無駄に議論を長引かせれば、
話が白紙となったかもしれません。
であるなら、政府に金を出させたこと、
これこそがベストな選択だったのではないでしょうか?
それに、日本の問題点も浮かび上がりました。
定額給付金は非常に意味のある政策だったのです。

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