いじめはいじめられる方が悪い

「いじめはいじめられる方が悪い」
なんて主張すれば、袋叩きにあることでしょう。
ちなみに、この意見は私の意見ではありません。
日本社会がそういう風潮なのです。
「いじめはいじめられる方が悪い」
は間違えていると口に出しますが、
多くの人は無意識にそう感じているのです。

芸能人の不倫の謝罪

「いじめはいじめられる方が悪い」
の一番分かり易い例が、
芸能人の不倫の謝罪です。
不倫は社会的に認められていない行動なので、
配偶者や関係各社には謝罪が必要です。
しかし、無関係の人に謝罪の必要などありません。
謝罪させるだけならまだしも、
皆で寄ってたかって、不倫した芸能人を叩きます。
これはいじめ以外のなにものでもありません。
しかし、社会は不倫をしたのだから、
叩かれて当然だと考えます。
芸能人の不倫だけでなく、
多くの炎上事件などは、
こうした
「いじめはいじめられる方が悪い」
という考えから起きるのです。

公務員叩き

政治の世界でもこの手法は使われます。
それは公務員叩きです。
特に維新という廃棄物以下の集団がよく使います。
公務員以外も叩かれますが、
今回は公務員叩きに触れます。
公務員叩きは、
「公務員は税金で飯を食っている」
「公務員は仕事をしない」
「公務員は給料を貰いすぎている」
といった批判から始まります。
これらの批判は間違えているのですが、
こういった政治家による公務員のいじめを、
国民は公務員はいじめられて当然と考え、
公務員叩きを行った政治家を支持します。
普通に考えていじめを行う政治家など、
支持してはなりません。
ですが、
「いじめはいじめられる方が悪い」
という考えから、
こういった政治家が国民の人気者となるのです。

結論

「いじめはいじめられる方が悪い」
は国民の総意なのです。
スカッとする話なんかも、
この手のたぐいの話です。
いじめは良くないと言いながら、
自分たちのいじめに気付かない。
これが日本人の民度なのです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする