GoToトラベル

GoToトラベルは、政府が国民に観光支援を行い、
観光業を賑わせようとする政策です。
これには、いろいろな批判が相次いでいますが、
今回、私の方からも批判させていただきます。

感染との折り合い

今回、批判を浴びることとなった一番の原因は、
新型コロナウイルスの感染が拡大する恐れがあるからです。
この指摘は尤もなのですが、私が批判したい内容は、
政府が方針をはっきりさせていない点です。
政府は旅行を推進しておきながら、一方で感染には気を付けるようにと、
主張に一貫性が無いのです。
こんなことでは、国民が混乱するのは当然の結果です。

なぜ観光なのか

「観光業が悲鳴を上げているから、今回の政策を行った」
とのことですが、それなら直接補償をすればいい話であり、
国民に観光をさせる必要はありません。
結局、国民に負担をさせているこの政策は、緊縮の賜物です。

またしても観光か

観光業はGDPの2%程度です。
観光を賑わしたとしても、経済に与える影響は微々たるものです。
勿論、観光業をないがしろにしろと言っているのではありません。
「観光以外にも目を向けるところがたくさんある」
と主張しています。
新型コロナ騒動以前も政府は、インバウンドに力を入れていました。
なぜ、日本産業において大した割合も示さない観光に、
政府はこんなに力を入れるのでしょう?
明確な理由は分かりませんが、国民がインバウンドに対する幻想や、
産業構造を理解すれば、政府も頓珍漢な政策もできなくなるでしょう。

結論

観光業は当然救わなくてはなりません。
しかし、方法を間違えています。
また、日本経済が成長するために必要な政策は何かを、
国民一人ひとりが理解する必要があります。

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