会社のルールで会社を潰す

組織というものには、組織内のルールが存在します。
組織のルールは、その組織に属している限り原則従わなくてはならないものです。
ですが、組織のルールは本当にいかなる時も、守らなくてはいけないものなのでしょうか?

タイトルの意味

タイトルは会社のルールで会社を潰すと書きました。この意味は、会社のルール自体が会社を潰すという意味ではありません。会社のルールに従って行動した場合、会社に大きな損失が出そうな状況で、決断を迫られた人は会社のルールを守るのかどうかという問いです。この問いの答えは、人の価値観によって異なります。私の考えは「そんな状況で会社のルールなんて無視をすればよい」です。

私がそう考える理由

この話を聞いて、同じ意見持つ人も多いでしょう。ですが、反対の人も多いと思うので、私が考える理由を説明します。まず、組織において最も大切な事は組織の利益です。ここの利益とは、経済的な利益だけでなく、組織の存続なども利益に含まれます。 次に、 組織のルールは組織運営を円滑に行うために作られたルールです。平常時にルールを破ってしまっては、組織は円滑には進みません。また、組織のルールは組織の利益を上げることを目的としています。つまり、組織のルールは組織も利益を上げるための手段なのです。組織のルールを守って、組織が損をする状況で組織のルールを守る行動は、目的と手段をはき違えているのです。

実際に行動できるのか?

実際、ここまで話を読んだ多くの人は、組織のルールなどよりも、組織自体を大切にすると答えるでしょう。ですが、実際にその状況になった時、行動ができる人はほとんでいません。私の通っていた学校は、携帯電話は禁止でした。部活の遠征の際に、部員の一人がはぐれました。その後、顧問が部員を探しに行き、無事部員と合流できました。その日のミーティングで、今後はぐれたときの対策を部員に提案を求めました。その際、やむを得ないから携帯電話を使うという意見は出ませんでした。この状況で、一番優先すべきははぐれた部員との合流です。であるなら、携帯電話を使ってはいけないという校則は二の次となります。他の話では、地震が起きた時、避難所へ向かう車が律義に左側通行していたのもそれに当たります。法律は日本国という組織のルールです。

結論

以上が私が考える組織のルールです。
財務省は財務省のルールに従った結果、日本の経済はボロボロとなりました。
組織のルールはあくまで、円滑に組織を運営する手段であり、本来の目的は見失ってはならないのです。

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