今、ニュースなどで検察庁法改正案が話題となっています。
この法案によって、検察官の定年が65歳に上がり、
検事総長は内閣の決定で最大68歳まで勤務可能となりました。
この件について反対派と賛成派が真っ二つに分かれています。
お互いの意見を参考に、この件について考察します。
賛成派
今まで、検事の人事は検察内で決められていました。
それが今回の法改正で、内閣が関与することとなりました。
そのため今までは検察内部に、民意は反映されませんでした。
ですが、今回の法改正により民意が入り込む余地が生まれました。
今まで、検察官の権力は大きいこともあり、
今回の法改正は良い傾向だということです。
反対派
反対派が反対するのは、検察内部に内閣が関与すれば、
三権分立が歪む可能性があり危険という理由からです。
なぜなら、内閣が検察に対し恣意的な人事をする可能性があるからです。
今までも、内閣議員が検事事件で不起訴となったことなどから、
その疑念が生まれているようです。
私の考え
この二つの意見を見た時、賛成派に分があると思います。
しかし、物事には2面性があることは理解する話題なのだとも思います。
賛成派に分があると感じる理由は、
まず、検察は行政に含まれているため、
そもそも、三権分立がどうのというのは、
批判に当たらないと考えます。
次に、黒川氏の定年延長に関してと、
今回の検察庁改正法は分けて考えなくてはなりません。
検察庁改正法自体は、
2008年から出ているという話でもあり
やはり、検察庁改正法自体は問題ないのではないかと考えます。